仮想ホスト上にNASを構築

少し遅れた話になるが、先日構築した仮想ホスト上に、NASを構築した。
元々バッファローNASMacのバックアップサーバー兼ストレージサーバーとして
数年運用していたが、 データの転送にも非常に時間がかかり最近は熱暴走気味だったので
仮想ホスト上にNASを構築することにした。

自宅のPC環境だが、MacWindowsが混在しておりMacに関してはTimeMachineのバックアップ媒体としても
使えなければいけない。
あとは、仮想ホストに載せているゲストOSのOVAイメージだったりTrueImageで取得しているWindows
システムバックアップなんかも保管しておきたいので冗長性も欲しい。
というわけで、まずは必要なハードウェアを揃えてきた。

とりあえずはNIC
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職場近くの量販店でRealtekのチップのNICがあったので調達。
普通にvSwitchでつないでもよかったとは思うが、ボトルネックになりそうなのでパススルー用に購入。
NASも考え方によってはストレージサーバーなので本来だと安定性の高い
Intelのものを使用したほうがいいのだろうがとりあえずは安さ重視で。
Esxiで普通に認識させるには別途vib(ドライバ)を調達して入れ込む必要があるが
今回は、パススルーして使うので必要なし。
ちなみにRealtek製のチップですがあまり評判はよろしくありませんがLinux系のOS用途であれば
特にめんどくさいことをしなくても普通に認識をするので用途によってはオススメです。 
(今回もゲストOS側で普通に認識しました。)

続いて、SATAのインターフェースボード
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ストレージ用途だと、本来はMegaraidのようなエンタープライズ用途なもので
Raid5ないしRaid6で構築するのがオーソドックスな構築の仕方だと思うが
自宅で使うものだしそもそも取り付ける仮想ホストも余り物パーツで組んだ自作PCなので
そんな高価なものを使うのも本末転倒なので普通のSATAボードをチョイス。
安物とはいえそこそこ下調べをして買いました。
ちなみにAsmediaのチップが載っております。
(Marvellのチップは書き込みが遅いらしい。)
これもパススルーで使用します。

まずは、評価をしようと思い立ち家に転がっている不良セクターエラーを吐きまくっている
ディスクを取り付けて評価することに。
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冗長性は本番環境にするときにOS側でソフトウェアRaid構築してミラーリングするので
評価中の間は1個使用で評価。
ちなみにOSは要求仕様が比較的低いOpenMediaVaultを使うことにした。
Raid-Zが使えるFreeNasは魅力的だがメモリ喰いなので今回は断念。

次回は、評価結果と本番環境を構築した話で
少しこの記事遅れ気味で現時点で本番稼働しております。